配送を終えた午後8時
車庫に停めた運転席で、整備工場から渡された見積書を3回開いては閉じました
「DPFの洗浄で7万円台、交換なら40万円以上」
そこで、スマホに「新型キャンター 悪いところ」と打ち込んだ、という方は少なくないはずです
このキーワードで検索する人は、だいたい2つの立場に分かれます
- これから買おうか迷っている人:カタログと営業トークは良い話ばかり。実際に乗っている人が困っていることを、売る側ではないところから知りたい
- すでに乗っていて不満がある人:警告灯、変速のクセ、尿素水の補充。これは自分の車がハズレなのか、それともこの車の仕様なのかを確かめたい
どちらの立場であっても、本当に知りたいのは「悪いところは何か」ではありません
新型キャンターの悪いところが「自分の使い方」だと問題になるのかどうかです
ここを外したまま弱点のリストだけ読んでも、判断はできません

ネットで「悪い」って書かれてるってことは、やめといた方がいいですよね!



その質問には答えられません。「誰にとって」が抜けているからです。同じ弱点でも、平地の集配で毎日50km走る人と、山間部を200km走る人とでは、意味がまるで変わります。
この記事では、実際に乗っている人の声と、メーカーや公的機関が公表している情報だけを使って、新型キャンターの悪いところを整理しました
そのうえで、それぞれの弱点について「どんな使い方だと問題になり、どんな使い方だと気にならないか」まで書いています
読み終わるころには、漠然とした不安が「名前のついた項目」に変わり、自分で判断できる状態になっているはずです
- 現場の声から見えた、新型キャンターの悪いところ5系統
- その弱点が、あなたの走り方・走る地域・積む荷物で問題になるかどうかの判断軸
- 「向いていない」と判断したときに、最初にやるべきこと
新型キャンターの悪いところは?現場の声でわかった5つの弱点


結論から書きます
実際に乗っている人の声を集めていくと、新型キャンターの悪いところは大きく5つの系統に分かれました
- DUONIC(デュオニック)の変速のクセと、故障への不安
- DPFと尿素水(AdBlue)の手間、そしてまとまった修理費
- 電子制御が増え、警告灯と付き合う日常になったこと
- 乗り心地・山道・雪道での不安、そして「思ったほど積めない」
- eCanter(電動モデル)の航続距離と充電の制約
この5つを、これから1つずつ深掘りしていきます
ただし、その前に必ず伝えておきたいことがあります
この5つは「欠陥」ではなく「使い方との相性」です
同じ弱点が、ある現場ではほとんど話題にもならず、別の現場では毎週のストレスになります
もし今、あなたが「自分の選択が間違いだったのかもしれない」と感じているなら、その考えは一度置いてください
問題は、あなたの落ち度ではありません
買う前に「自分の使い方で、その弱点が重くなるのか軽くなるのか」を確かめる術を、誰も教えてくれなかっただけなんです
そもそも「新型キャンター」とはどのモデルを指すのか


ここを曖昧にしたまま口コミを読むと、判断を間違えます
2026年に入ってから、キャンターには大きな動きが2回ありました
いずれもメーカー発表として自動車専門メディアが報じている内容です
| 時期 | 内容 | 公表された価格(東京地区・特定仕様の1例) |
| 2026年2月16日 | 新型モデル発売。全車種で「2025年度重量車燃費基準(JH25モード)」を達成し、基準値を5%上回る燃費性能(一部車種では+10%)。フロントバンパーの形状変更、ドアバイザー標準装備、サイバーセキュリティ法規への対応、Apple CarPlay/Android Auto対応 | 719万1800円 |
| 2026年6月9日 | 一部改良。従来オプションだった電動パーキングブレーキを標準装備化し、2026年9月から適用される法規制に対応 | 758万8900円 |
ここで大事な注意点があります
表に書いた価格は、東京地区で公表された特定仕様の1例にすぎません
全車種の価格ではありませんし、実際の購入金額を表すものでもありません
それでも、この2つの発表を並べると見えてくるものがあります
改良のたびに標準装備が増え、それに伴って公表価格も上がっているという流れです
この「装備が増えていく」という事実は、あとで出てくる積載量の話に直結します


引用元:Car Watch「三菱ふそう、小型トラック「キャンター」改良 フロントバンパー形状変更や燃費向上、サイバーセキュリティに対応」、Car Watch「三菱ふそう、小型トラック「キャンター」一部改良 電動パーキングブレーキの標準化で安全性と操作性を向上」より
あなたが検討している新型キャンターが、この表のどこに位置するのかを先に確かめてください
「悪いところ」を調べる人が、本当に知りたいこと


弱点のリストだけを読んでも、判断はできません
必要なのは、その弱点を自分の状況に当てはめる物差しです
面白いことに、この構造は口コミそのものにもはっきり出ています
Yahoo!知恵袋で「エルフ、キャンター、デュトロの3車種で乗りやすいのはどれか」という質問を見つけました
「3車種、ダンプで乗りましたがエンジンのパワー的にはキャンターとエルフですね。インパネマニュアルシフトさえ苦にならないのであればキャンターをお勧めします。」
引用元:Yahoo!知恵袋「エルフ、キャンター、デュトロの3車種で乗りやすいのはどれだと思いますか?」より
この回答、読み飛ばさないでください
3車種すべてをダンプで乗った人が、条件付きでキャンターを勧めているんです
「インパネのシフトが苦にならないのであれば」という、たった一言の条件付きで
つまり同じ装備が、ある人には長所で、ある人には短所なんです
これがこの記事で何度も出てくる「相性」の正体です
口コミを読むときに気をつけたい「年式のズレ」


口コミサイトには、10年以上前の投稿がそのまま残っています
年式も投稿年も見ずに読むと、いま買おうとしている1台とはまったく別の車の話を読んでいることになります
そこで、読むときの3か条を先に置いておきます
- 投稿年と年式を必ず見る:装備・安全機能・燃費の話は、新しい情報で上書きされている可能性が高い
- 構造の話は古くても有効:DPFや尿素水など、仕組みとして今も変わっていない部分への指摘は、今読んでも通用する
- 使い方が書いてあるかを見る:どんな荷物を、どこで、1日何km運んでいる人の声なのか。ここが書いていない口コミは、良くも悪くも参考にしづらい
この記事では、引用したすべての口コミに出典のリンクを付けています
気になったものは、ぜひ元のページで前後の文脈ごと読んでみてください
悪いところ①DUONIC(2ペダル変速機)のクセと、故障への不安


DUONIC(デュオニック)は、2つのクラッチを瞬時に切り替えて自動で変速する仕組みです
クラッチペダルがない2ペダル式なので、オートマチック限定免許でも運転できます
人手不足が続くいま、これは想像以上に大きな価値です
それでも、このDUONICが「悪いところ」の筆頭に挙がることが多いんです
なぜなのか、実際のレビューから見ていきます
同じレビューの中に、絶賛と不満が同居している


みんカラに投稿された、2013年式キャンターのレビューを紹介します
レビューのタイトルは「ツインクラッチの恩恵を感じる車両(問題点あり)」です
まず、満足している点の欄にはこう書かれています
「Duonicで運転楽々(ちょっと気を使うところもありますが) 変速がスムーズ、失速しない」
引用元:みんカラ「ツインクラッチの恩恵を感じる車両(問題点あり) – キャンター」より
「運転楽々」「変速がスムーズ」「失速しない」
ここだけ読めば、文句なしの評価に見えます
ところが同じ人が、同じレビューの不満点の欄に、まったく別のことを書いているんです
具体的に何が起きるのか——回転数・下り坂・急発進検知


先ほどと同じレビューの、不満点の欄です
「初期型車両はDuonicの変速タイミングが悪く、エコモードを切った状態だとかなり高い回転数を維持する制御となりアクセルをそこまで踏まなくてもエンジン回転数を引っ張ったり下り坂で意図しないタイミングで減速チェンジをしてエンジン回転数がレッドゾーンギリギリになることも…デジタコなどでエンジン回転数制限をしている会社では減点の対象になります。」
引用元:みんカラ「ツインクラッチの恩恵を感じる車両(問題点あり) – キャンター」より
デジタコ(=運行の記録を自動で残す機器のこと)で回転数を管理している会社では、これが評価に響くという指摘です
ドライバーの腕の問題ではなく、車の制御が勝手に回転数を上げてしまうのに、記録上は本人の減点になる
これは、乗っている本人からすると相当こたえます
同じレビューには、こんな記述もあります
「動力の繋がりが乱暴になりがちで急発進検知となる事もしばしば、特に登坂路での後退時に急に動力が繋がりブレーキをしてしまいギクシャクすることも」
引用元:みんカラ「ツインクラッチの恩恵を感じる車両(問題点あり) – キャンター」より
坂道での切り返しが多い現場だと、この挙動は毎日のことになります
もうひとつ、Yahoo!知恵袋に上がっていた相談も紹介させてください
「ブルーテックキャンターDUONICに乗っていますが、先日、走行中に急に走行出来なくなりパネルを見ると、ATの表示が2で点滅。路肩に止めて、RにしたりPにしてはDに戻してみる… エンジンを止めて、エンジンをかけ直し、Dにしても不動… 全くの反応がないままに、表示窓がオレンジから赤へ。何をしても動かないまま… どなたか、同じ症状になられた方はいらっしゃいませんか?H24年式 走行85000km」
引用元:Yahoo!知恵袋「ブルーテックキャンターDUONICに乗っていますが、先日、走行中…」より
ここで「だから危険だ」と煽るつもりはありません
この投稿から読み取るべきなのは、電子制御のトラブルは前触れなく仕事を止めるという一点です
だからこそ、止まってから慌てて考えるのではなく、まだ動いているうちに次の選択肢を並べておく意味があります



じゃあ最初からMT(マニュアル)にしとけば安心ってことですよね!



そう単純でもないんです。人が採れない時代に、オートマチック限定免許の人にも任せられることの価値は本当に大きい。ここも「どちらが優れているか」ではなく「あなたの会社の事情に合うか」で決める話です。
どんな使い方だと問題になり、どんな使い方だと気にならないか


ここが、この記事でいちばん大事な部分です
DUONICのクセは、使い方によって重さがまるで変わります
| 問題になりやすい使い方 | 気になりにくい使い方 |
| 山間部の勾配が多いルートを毎日走る | 平地の市街地で短〜中距離の集配が中心 |
| 登坂路での切り返しが多い現場 | 渋滞の多い都市部(2ペダルの恩恵が最大になる) |
| デジタコで回転数を厳格に管理している会社 | オートマチック限定免許のドライバーを起用したい会社 |
| MTに慣れきったベテランが日常的に乗る | 複数人で同じ車を交代で回している運用 |
左の列に3つ以上当てはまるなら、DUONICは購入前に必ず実車で確かめてください
試乗するときは、平地をまっすぐ走るだけでは意味がありません
坂道での発進と後退、そして下り坂での減速を、必ず試させてもらってください
悪いところ②DPFと尿素水(AdBlue)の手間、そして修理費


「新型キャンター 悪いところ」で最も多く語られているのが、この話題です
ただ、ここは感情だけで語ると判断を誤ります
まず、なぜこの手間が発生するのかという仕組みから押さえていきましょう
なぜこの手間が発生するのか——仕組みから理解する


三菱ふそうの公式サイトには、キャンターの排出ガス処理についてこう書かれています
「再生制御式DPF®と、排出ガス中のNOxをAdBlue®(尿素水)を噴射し化学反応で分解するBlueTec®排気後処理装置」
引用元:三菱ふそうトラック・バス「キャンターの特徴」より
専門用語が並んでいるので、平たく言い換えます
DPF(=排ガスに混じったすすを集めて、たまったら燃やす装置のこと)が、まずすすを受け止めます
そのうえで尿素水を噴射し、排ガスに含まれる有害な成分を化学反応で分解してから外に出しています


引用元:三菱ふそうトラック・バス「キャンターの特徴」より
この図を見てもらうと、はっきりすることがあります
尿素水の補充も、すすを燃やす再生も、この仕組みを積んでいる以上は避けられない日常作業なんです
そしてもうひとつ、公平のために必ず書いておきます
これは三菱ふそう特有の話ではありません
いまのディーゼルトラックが、メーカーを問わず共通して背負っている構造です
ですから「キャンターだから面倒」ではなく「自分の走り方だと、この手間がどれくらい重くなるか」で見ていきます



つまり、面倒だからやらない、という選択肢はそもそも無いってことですね。



そのとおりです。だから「面倒かどうか」で悩むのはもうやめましょう。見るべきは「自分の走り方だと、どれくらい面倒になるか」だけです。
手動再生の頻度と、詰まったときにかかる費用


ここからは、実際に困っている人の声です
カーセンサーに投稿された、2017年11月から所有している方のレビューです
「4p10トラブル 故障が多い 特にDPF関連 必ず詰まることを前提に考えた方が良い。インジェクターも然り。」「部品高くてどうにもならないレベルで困る。」
引用元:カーセンサーnet「三菱ふそう キャンターの口コミ・クチコミ・評価・評判」より
正直に言うと、この声はきついです
「必ず詰まることを前提に考えた方が良い」という一文は、実際に何度も入庫した人でないと出てこない言葉です
ただ、ここで読み違えてはいけないことがあります
これはキャンターだけの欠陥ではなく、いまのディーゼルトラック全体が背負っている宿題です
問題は、自分の走り方でその宿題が重くなるのか軽くなるのかを、買う前に確かめていなかったことなんです
では、どれくらいの頻度で手が取られるのか
キャンターのオーナーが投稿した整備記録には、こう書かれていました
「ディーゼルでは必ず受ける洗礼。DPF問題。自動再生を行える程の長距離ならまだしもそうではない方は、350km位を目安(5メモリ)に手動再生を行う必要があります。」
引用元:みんカラ「DPF関係の話を少し(三菱 キャンター)」より
ここに「自動再生を行える程の長距離ならまだしも」と書いてあるのが決定的です
長距離を走る人は、走っている間に勝手に処理が終わります
短距離で停車が多い人は、自分で時間を作って手動再生をしなければなりません
さらに、整備現場からはこんな報告も出ています
「運転手が手動再生を1日に5回以上行うような異常を訴えてくる」「故障原因もインジェクタ・コモンレール・差圧センサー・差圧パイプ・DPF本体など様々です」
引用元:readinesscoder「キャンター「DPF手動再生回数の頻度が多い」車両のスキャンツールを使用しての故障探求・故障事例」より
1日5回です
これはもう、荷物を運ぶ時間よりDPFと向き合う時間の方が気になってくるレベルです
そして怖いのは、原因の候補がずらりと並んでいることです
では、実際に手を入れるとしたらいくらかかるのか
先ほどのオーナーの整備記録には、こんな金額が並んでいました
「洗浄の場合、7~10万円、交換の場合、40万円~、リビルドの場合、15万円~」
引用元:みんカラ「DPF関係の話を少し(三菱 キャンター)」より
ここは慎重に読んでください
これはオーナーが個人で投稿した整備記録の一例であり、業界の公式な相場ではありません
実際の費用は、車両の状態・詰まり方・依頼先によって大きく変わります
必ず整備工場で見積もりを取って、自分のトラックの金額を確かめてください
そのうえで、選択肢によって金額が数倍変わることだけは、頭に入れておく価値があります


引用元:みんカラ「DPF関係の話を少し(三菱 キャンター)」より
※グラフは投稿にあった各選択肢の下限の金額を並べたものです
※投稿の原文では、洗浄は7〜10万円、リビルドは15万円から、交換は40万円からと記載されていました
この差は、車検の時期と重なったときに効いてきます
DPFの「手動再生」では、何をしているの?
DPFは、排ガスに混じったすすをフィルターで受け止めています。ただし、ためっぱなしにはできません。たまったすすは、高い温度で燃やして灰にする必要があります。これが「再生」です。長距離を一定の速度で走っていると排気の温度が上がるので、走っている間に自動で処理が終わります。ところが短距離・低速・停車が多い走り方だと温度が上がりきらず、自動では終わりません。そこで、車を安全な場所に停め、スイッチを操作して強制的に燃やす作業が必要になります。これが手動再生です。作業中は車を動かせないため、そのぶん業務の時間が削られます。
なお、同じ整備記録には「差圧パイプにススもたまるらしく、これが原因で、強制燃焼後であっても、DPF点滅が消えない事があるみたい」という記述もありました。再生をしても表示が消えないときは、DPF本体以外に原因があることもあるということです。判断は自分でせず、整備工場に相談してください。
尿素水(AdBlue)の面倒くささは、何が面倒なのか


「面倒」という言葉は便利ですが、そのままでは判断に使えません
実際の声を見ながら、面倒の中身を分解してみます
「アドブルーが面倒。インパネのアドブルーメーターが当てにならない」
引用元:カーセンサーnet「三菱ふそう キャンターの口コミ・クチコミ・評価・評判2ページ目」より
この短い一言のなかに、3つの面倒が入っています
- ①作業が1つ増える:軽油を入れるだけでは終わらない。尿素水を買い、保管し、補充する手間が乗ってくる
- ②残量が読みにくい:メーターの表示が当てにならないと感じる人がいる。だから「あとどれくらいか」の見当がつけづらい
- ③切らすと走行に影響が出る可能性がある:つまり、うっかりでは済まない
この3つ目があるから、1つ目と2つ目が精神的な負担になるんです
ただ補充するだけなら大した作業ではありません
「切らしたら仕事が止まるかもしれない」という前提があるから、常に頭の片隅に置いておかなければならない
ここも、使い方で重さが変わります
| 問題になりやすい使い方 | 気になりにくい使い方 |
| 短距離・停車が多い集配(自動再生が完結しにくい) | 長距離・高速主体(走っている間に自動で処理が終わる) |
| 夜間や早朝の運行が中心で、補充のタイミングを取りにくい | 自社の車庫に補充の体制がある会社 |
| 1台体制で、手動再生の時間が売上に直結する | 複数台あり、1台を止めても業務が回る |



尿素水って、切れても水入れときゃとりあえず動きますよね?



…リョウさん、それ、絶対にやっちゃダメなやつですよ。装置そのものを壊しかねません。
悪いところ③電子制御が増え、警告灯と付き合う日常になった


新型になるほど、車は賢くなります
そして賢くなるほど、センサーが増えます
センサーが増えれば、当然ながら「知らせてくる回数」も増えるわけです
警告灯が点くのは「異常」ではない。でも、しんどい


カーセンサーに、こんな短い一言がありました
「少し故障が多い。警告ランプが直ぐにつく。」
引用元:カーセンサーnet「三菱ふそう キャンターの口コミ・クチコミ・評価・評判」より
技術的に言えば、警告灯が点くのは正常な動作です
車が異常を検知して、こちらに知らせてくれているわけですから
ただ、乗っている側の実感はまったく別です
三菱ふそうの公式サイトを見ると、新型キャンターにはこうした装備が載っています
「前方認識カメラと高精度ミリ波レーダーにより前方の走行車両、静止車両、歩行者を検知」
引用元:三菱ふそうトラック・バス「キャンターの特徴」より
カメラ、ミリ波レーダー(=電波で前の車や人までの距離を測る装置のこと)、そして左折時の巻き込みを検知する仕組み
安全のためには、どれもありがたい装備です
その代わり、目に見えない部品が確実に増えています
結果として何が起きるかというと、自分で手を出せる範囲が減るんです
昔なら「とりあえず車庫で見てみるか」で済んだことが、専用の診断機がないと原因すら特定できない
付き合いのある町工場で完結させたい人には、ここが一番痛いところです
原因の切り分けに手間がかかる——整備現場の記録から


トラック整備を専門にしている会社のブログに、生々しい記録がありました
「走行中、ギヤの切り替わりのタイミングで上記チェックランプ点灯及び、エンジンストールという症状です。」「荷物が多い時に頻発(負荷が大きい時)」
引用元:福岡アクトジャパン「4P10 エンジン トラブル多めです」より
荷物が多いときに頻発する、というのがまた厄介です
空荷で工場に持ち込んでも、症状が再現しないからです
そしてこの事例では、コモンレールやプレッシャーセンサーを交換しても改善せず、最終的にサプライポンプの交換で解決したと記録されています
ここで注目してほしいのは、金額ではありません
「1回で直らない」ということです
入庫するたびに車が止まり、その日の売上が消えます
1台体制で走っている個人事業主にとって、これは修理代よりも重い話です
| 問題になりやすい | 気になりにくい |
| 予備車がない1台体制 | 複数台を保有し、1台止まっても回せる |
| 繁忙期に代車を確保しづらい地域 | 付き合いのある販売会社が近くにある |
| 自社や近隣の町工場で整備を完結させたい | 定期点検を販売会社で受ける前提で運用している |
悪いところ④乗り心地・山道・雪道、そして「思ったほど積めない」


ここは、走る場所によって評価が真っ二つに割れる領域です
同じ車に乗っていても、平地の市街地を走る人と山を毎日越える人とでは、まったく違う感想が出てきます
空荷の乗り心地は、正直、覚悟がいります


みんカラに投稿された、小型ダンプに乗る方のレビューです
読んだ瞬間、思わず声が出ました
「ダンプという特性から足が硬いのは致し方ないが空荷での乗り心地は酷く食後だと吐きそうになる、その分積載量目一杯時には安定度はある筈ながら空の時の乗り心地、もう少し何とかならんか?」
引用元:みんカラ「小型ダンプとしての力強さと快適キャビン – キャンター」より
「食後だと吐きそうになる」
これ以上わかりやすい表現があるでしょうか(笑)
ただ、この方の書き方はとてもフェアです
「その分積載量目一杯時には安定度はある筈」と、ちゃんと自分で書き添えているんです
足を硬くすれば、荷物を積んだときに安定します
その代わり、空荷では跳ねます
これは欠陥ではなく、設計上のトレードオフです
乗り心地については、こんな声もありました
「乗り心地はかなり悪い」「エンジン音などもうるさくて、快適さはない」
引用元:カーセンサーnet「三菱ふそう キャンターの口コミ・クチコミ・評価・評判2ページ目」より
1日に何時間座るのかで、この評価の重みは変わります
2時間なら我慢できることでも、10時間なら腰にきます
山道と雪道——ここは使う地域で評価が真っ二つに割れる


ここは、実際の声を並べたほうが早いです
「剛性が弱いのか山道はかなり不安。外側にふくらむ」
引用元:カーセンサーnet「三菱ふそう キャンターの口コミ・クチコミ・評価・評判2ページ目」より
「排気ブレーキが利きにくくて雪道ではとても不安を覚えた」「運転はしづらいです」
引用元:カーセンサーnet「三菱ふそう キャンターの口コミ・クチコミ・評価・評判2ページ目」より
排気ブレーキ(=排気の流れを絞って、エンジンの力で速度を落とす補助ブレーキのこと)は、長い下り坂で頼りになる装備です
これが「利きにくい」と感じるかどうかは、走る道と積む荷物で変わります
もうひとつ、40代の方のレビューも紹介します
「少し燃費が悪いことと、アンダーステアが出やすいということですね。」「バックシートは膝スペースが狭いので、少し窮屈に感じました。」
引用元:カーセンサーnet「三菱ふそう キャンターの口コミ・クチコミ・評価・評判」より
アンダーステア(=カーブで曲がりきれず、外側へふくらんでいく挙動のこと)は、山道での「外側にふくらむ」という声と同じことを指しています
つまり、別々の人が別々の言葉で、同じ現象を語っているわけです
ここは信頼度の高い指摘だと考えていいと思います
| 問題になりやすい | 気になりにくい |
| 山間部が主戦場で、勾配のあるルートを毎日走る | 平地の市街地を中心に走る |
| 降雪地域で、冬場に長い下り坂を通る | 降雪がほとんどない地域 |
| 1日の乗車時間が長い(乗り心地が体に効いてくる) | 短距離の集配で、乗り降りが多い |
山と雪が毎日あるなら、この2点は必ず実車で確かめてください
カタログには、絶対に出てこない情報です
「思ったほど積めない」が起きるしくみ


これは口コミというより、計算の話です
全日本トラック協会のページに、こう書かれています
「車両総重量=車両重量+乗車定員×55kg+最大積載量」
引用元:全日本トラック協会「車両総重量と積載量」より
この式を、右から左に読み替えてみてください
車両総重量の枠が決まっているなら、車両重量が増えたぶんだけ、積める荷物は減ります
安全装備が増え、電動パーキングブレーキが標準になり、装備が充実していく——それは同時に、重さが積み上がっていくということでもあります


引用元:全日本トラック協会「車両総重量と積載量」より
ここで、はっきりさせておきたいことがあります
「新型は旧型より必ず何kg積めなくなった」とは、この式だけでは言えません
型式や仕様によって、車両重量も最大積載量も違うからです
言えるのは、こういうことです
装備が増えれば、計算上そうなりうる
だから、必ず車検証で確認する
中古で買う場合はなおさらで、架装(=荷台やクレーンなど、車体の上に取り付けられた設備のこと)の変更や構造変更が入っていると、見た目やカタログからは積載量がわかりません



つまり、カタログじゃなくて車検証を見ろってことですね。



そのとおりです。カタログは「だいたいの話」、車検証は「そのトラックの事実」です。契約書にサインする前に、必ず自分の目で最大積載量の欄を確かめてください。
悪いところ⑤eCanter(電動モデル)は、使い方をはっきり選ぶ


eCanter(=電気で走る小型トラックのこと)は、静かで、排ガスを出しません
住宅街での早朝配送では、この静けさが武器になります
ただし、合う現場と合わない現場が、他のどの話題よりもはっきり分かれます
カタログの航続距離を、まず正確に押さえる


発表時に公表された数値を、そのまま並べます
バッテリーのサイズは3種類あり、それぞれ航続距離が違います
| サイズ | バッテリー容量 | 航続距離(公表値) | 車両総重量 |
| Sサイズ | 41kWh | 約80km | 6.5トンまでの標準幅 |
| Mサイズ | 83kWh | 約140km | 7.5トン以下・広幅用 |
| Lサイズ | 124kWh | 200km | 8トン以下・広幅 |
充電については、普通充電が6kW、急速充電は最大100kWまで受け入れ可能とされています


引用元:EVsmartブログ「三菱ふそうが新型EVトラック『eCanter』を発表〜脱炭素支援ソリューションも提供」より
ここで注意していただきたいことが2つあります
ひとつは、これが発表時点で公表された数値だということ
もうひとつは、実際の走行距離が荷物の重さ・気温・エアコンの使用・渋滞で変わるということです
導入を検討するなら、必ず販売店で最新の諸元を確認してください
実際に走らせると、数字はどう動くか


ここからが本題です
eCanterで模擬的に配送ルートを走った試乗レポートに、実測の数字が載っていました
- 川崎〜練馬:約1.86km/kWh
- 練馬〜日野市:約2.51km/kWh
- 日野市〜相模原:約2.40km/kWh
- 相模原〜ゴール:約2.96km/kWh
- 満充電時の走行可能距離の表示:78km
- 経路充電を挟むことで、1日100〜120km程度の移動が可能
いちばん悪い区間と、いちばん良い区間で、1.5倍以上の差がついています
同じ車、同じ日、同じドライバーで、です
そしてもうひとつ、見落とせない指摘がありました
「乗用車並みに自由に急速充電スポットを使えるわけではない点に注意は必要だ」「セミロングボディ以上、ワイドキャブの場合はおそらく駐車できなかっただろう」
引用元:EVsmartブログ「EVトラック『eキャンター』で模擬配送試乗記【後編】約35分の経路充電で堅実に完走」より
電池が減ったから充電しよう、と思っても、そもそも車体が停められない
これは走り方や運転技術ではどうにもならない、物理的な壁です
なお、この数字は1台・1日の試乗による実測であり、すべての車両・すべての条件に当てはまるものではありません
誤解のないように書いておくと、カタログの数字を疑えという話ではありません
カタログの数字は「条件がそろったときの数字」だ、というだけのことです
合う現場と、合わない現場


| 合いやすい現場 | 合いにくい現場 |
| 1日の走行距離が100km前後で固定されている | 走行距離が日によって大きく変わる |
| 毎日ほぼ同じルートを走る | 長距離・遠方への配送がある |
| 自社の車庫に充電設備を置ける | 出先の急速充電に頼る前提になる |
| 夜間に長時間停めておける運用 | 24時間近く車を動かし続ける運用 |
| 住宅街での早朝配送(静粛性が武器になる) | 充電設備の設置スペースや電源工事が難しい |
ここで、具体的な行動をひとつ渡します
検討する前に、直近1か月の日別の走行距離を書き出してみてください
デジタコがあるなら数分で出せますし、日報でも構いません
そのうえで、最大値がカタログの航続距離の6〜7割を超えているなら、慎重に検討したほうがいいと考えてください
実走行では公表値より短くなるのが普通ですし、余裕がゼロだと冬場に困ります



電気って軽油より安いし、EVにしとけば勝ちですよね!



勝ち負けの前に、昨日あなたが何km走ったかを教えてください。話はそこからです。数字を見てから決めれば、まず失敗しません。
悪いところだけで決めない。新型キャンターの良いところも正直に


ここまで弱点ばかり並べてきました
ただ、それだけを読んで結論を出すのは、判断としてフェアではありません
評価されている点も、同じだけの熱量で書いておきます
評価されている点を、きちんと並べる


まず、実際に乗っている方の声から
「キャンターはデュトロやエルフよりキャビンの縦方向に余裕がありシートポジションがこれらよりより選択できる点がお気に入り!」
引用元:みんカラ「小型ダンプとしての力強さと快適キャビン – キャンター」より
「乗り心地は酷い」と書いた同じ方が、キャビンの余裕は気に入っていると書いているんです
体格の大きい人や、1日に何度も乗り降りする仕事では、この差は毎日効いてきます
そしてDUONICについても、「運転楽々」「変速がスムーズ」「失速しない」という評価が、不満点と同じレビューの中に書かれていました
装備面でも、2026年のモデルは着実に進んでいます
- 全車種で「2025年度重量車燃費基準(JH25モード)」を達成。基準値を5%上回る燃費性能を実現し、一部車種では+10%を達成
- 電動パーキングブレーキを標準装備化。スイッチ操作で確実に作動し、坂道でのかけ忘れを防ぐ
- 左折時や左車線への変更時に、車両の通過範囲を予測して被害軽減ブレーキを作動させる仕組みを搭載
- 前方認識カメラとミリ波レーダーで、前方の走行車両・静止車両・歩行者を検知
- オプションのセンターディスプレイはApple CarPlayとAndroid Autoに対応
引用元:Car Watch「三菱ふそう、小型トラック「キャンター」一部改良 電動パーキングブレーキの標準化で安全性と操作性を向上」、三菱ふそうトラック・バス「キャンターの特徴」より
特に、オートマチック限定免許でも運転できるという点は、いまの人手不足のなかで想像以上に大きな価値を持ちます
リコールを、恐怖ではなく「確認事項」として受け止める


キャンターとeキャンターについて、メーカーが国土交通省に届け出た内容が報じられています
事実として、正確に書きます
「対象となるのは2023年3月27日~2025年3月26日に製作された1車種5型式、計1885台」「電動式パーキングブレーキ(EPB)において、内部部品の製造不良により、作動/解除操作を行った際にシステムが過電流を検知し、ブレーキシステムが停止することがある」
引用元:レスポンス「三菱ふそう『eキャンター』にリコール…ブレーキに不具合、火災も発生」より
「4098台」「2024年2月1日~12月4日に製造された」「製造時の熱処理が不適切なため、強度が不足しているものがある」
引用元:トラックニュース「三菱ふそう/小型トラック「キャンター」「eキャンター」など4098台をリコール、サスペンションの不具合」より
この数字を見て、不安になった方もいると思います
だからこそ、必ずセットで伝えておきたいことがあります
リコールは、メーカーが無償で修理する制度です
届出があること自体は、不具合を隠さずに公表して直す仕組みが働いている証拠でもあります
そして対象は、特定の製造期間に作られた車両です
「この車を買うと必ず同じ不具合が起きる」という話ではありません
怖がる必要はありません
ただ、確認しないまま乗り続けるのはもったいない、というだけの話です
新型キャンターが向いている人・向いていない人


ここまで読んでいただいた材料を、いよいよ自分に当てはめます
他人の評価ではなく、あなたの仕事の条件で判断してください
新型キャンターが向いている人


- 平地の市街地で、短〜中距離の集配が中心。渋滞が多いほど2ペダルの恩恵が大きい
- オートマチック限定免許のドライバーを起用したい、または複数人で同じ車を交代で回している
- 1日の走行距離が読めていて、定期点検を販売会社で受けられる体制がある
- 体格が大きい、または乗り降りが多く、キャビンの余裕とシートポジションの自由度を重視する
- 予備の車があり、1台止まっても業務が回る
- ある程度の距離をまとめて走るので、DPFの自動再生が完結しやすい
この条件に多く当てはまるなら、ここまで挙げてきた弱点の多くは、日常でほとんど話題にならないはずです
新型キャンターが向いていない人


- 山間部・降雪地域が主戦場で、長い下り坂を毎日走る
- デジタコで回転数を厳しく管理していて、制御による回転数の上昇が評価に響く
- 1台体制で、車が止まると即座に売上が消える
- 短距離・停車が多く、DPFの手動再生が業務時間を削る使い方
- 自社や近隣の町工場で整備を完結させたい
- 積載量ギリギリで運用していて、装備追加による目減りが許容できない
3つ以上当てはまるなら、いま乗っている1台を無理に引っ張るより、選択肢を並べ直したほうが早いかもしれません
ここで大事なのは、これが「キャンターが悪い」という結論ではないということです
あなたの仕事の条件と、この車の性格が噛み合っていない、というだけです
迷ったら、この3つの質問に答えてみてください


直近1か月の日別の走行距離を書き出してください。デジタコでも日報でも構いません。この数字ひとつで、DPFの自動再生が完結する走り方かどうかも、eCanterが現実的かどうかも、両方判断できます
週に3日以上あるなら、山道でふくらむという声も、雪道で排気ブレーキが利きにくいという声も、あなたにとっては他人事ではありません。試乗で必ず確かめてください
「ない」と答えたなら、故障のリスクは修理代の問題ではなく、事業が続くかどうかの問題として評価する必要があります。同じ10万円の修理でも、意味がまったく変わります



この3つに自分の言葉で答えられたなら、もう他人の口コミは要りません。あなたの答えが、あなたにとっての正解です。
「向いていない」と気づいた人が、最初にやるべきこと


ここからは、「どうやら自分には向いていないかもしれない」と感じた方に向けて書きます
いま手を出そうとしているのは、たぶん修理の決断だと思います
でも、その前にやるべきことがあります
修理を決める前に「トラック買取査定」も検討してみる


いま、あなたの手元には数字が1つあります
整備工場からもらった、修理の見積もりです
では、もう1つの数字はどうでしょうか
いまこのトラックを手放したら、いくらになるのか
おそらく、そこは空欄のままではないでしょうか
片方の数字しか持っていない状態で、判断を迫られている
これが、決められない理由の正体です
先ほど紹介したように、DPFの対応だけでも、選択肢によって金額が数倍変わります
そこに車検の時期が重なれば、判断はさらに難しくなります
だからこそ、はっきり言わせてください
トラック買取の無料査定は、売るための手続きではありません。判断材料の空欄を埋めるための、無料の情報収集です
査定を受けたからといって、契約する義務はありません。査定料と出張費が無料の業者を選べば、費用ゼロで「今の価値」という数字だけを手に入れられます
修理代の見積もりを取るのに抵抗がある人は、ほとんどいません
それなら、トラック査定の見積もりも同じことです
両方の数字が並んで初めて、このトラックをどうするかを計算できるようになります



でも、査定をお願いしたら、断りにくくなりませんか…?



その気持ち、よくわかります。だから最初に「今日は金額を知りたいだけです」と伝えてください。それで態度が変わる会社なら、そこは候補から外せばいい。むしろ、いい判断材料になります。
「うちのは値がつかない」は、自分で決めることではない


DPFが詰まっている
警告灯が点いている
走行距離が30万kmを超えている
こういうトラックを持っている人ほど、「どうせ値がつかない」と自分で結論を出してしまいます
そして査定すら受けないまま、お金を払って処分してしまう
ここで、ひとつ数字を見てください


「日本中古車輸出業協同組合がまとめた2026年6月の中古車輸出台数は157,992台」
引用元:グーネット自動車流通「中古車輸出統計データ」より
2026年6月だけで157,992台、1月から6月までの累計で853,363台
しかも前年同期比で103.7%と、増えています
ただし、ここは正確に書きます
これは中古車全体の台数であって、トラックだけの内訳ではありません
ですから「だからあなたのキャンターは必ず高く売れる」とは言えません
言えるのは、ここまでです
日本の中古車を求めている買い手は、国内だけではありません
だから、販路を持っている業者なら評価できる余地がある
つまり、値がつくかどうかを決めているのは、あなたではありません
その車を売る先を持っているかどうかで、業者ごとに答えが変わるだけの話です



動かなくなったトラック、お金払って解体してもらってきます!



…リョウさん、それ、値段がつくかどうか聞いてからでも遅くないですよ?
1社だけの査定額には、高いか安いかを測る物差しがない


トラックの売却で最も多い損のパターンは、いつも同じです
付き合いのあるディーラー1社の下取り額を聞いて、「これが相場か」と思い込むことです
1社だけの金額には、高いのか安いのかを測る物差しがありません
ただし、ディーラーの下取りを全否定するつもりはまったくありません
新車の納車と同時に入れ替えたい場合や、とにかく手間をかけたくない場合には、十分に合理的な選択肢です
問題なのは、比べていないこと
そしてもうひとつ、比べ方にもコツがあります
提示された総額だけを並べても、正しい比較にはなりません
| 査定書で必ず確認する項目 | なぜ確認するのか |
| 出張査定の費用は無料か | 後から請求されると、手元に残る金額が目減りする |
| 書類の代行はどこまで無料か | 名義変更などの手続きは手間も時間もかかる |
| 引き取り(レッカー)の費用は含まれているか | 動かない車の場合、ここが大きな差になる |
| どんな場合に、いくら減額されるのか | 電話の概算と実車査定の金額が食い違う最大の原因 |
| 名義変更をいつまでに完了してもらえるか | 引き渡し後のトラブルを防ぐため。必ず書面で |
特に4つ目は、必ず実車査定の前に確認してください
電話で聞いた金額を信じて待っていたら、当日になって大きく下げられた——という話は、本当によく聞きます
電話での概算は、現車を見ていない以上、当てにはできません
だからこそ、無料の出張査定と書面での提示を、複数社から取るのが鉄則なんです
それに、車種・年式・架装・エリアによって、得意な業者はまるで違います
どこか1社が絶対的に強い、という世界ではないんです
修理見積もりを前に手が止まった人が、まず金額だけ聞きに行った買取業者3選


売ると決めていなくて構いません
まずは「今の金額」だけを聞くために、査定料と出張費が無料の会社から順に当たってみてください
トラック買取業者のなかには、査定料と出張費をすべて無料にしているところや、名義変更や廃車の書類手続きを無料で代行しているところがあります
低年式・過走行・不動車・故障車も査定の対象にしている業者や、引き取りのレッカー代を0円としている業者もあります
運転資金づくりのために、その場で現金化できる体制を持っているところもあります
どこが自分に合うかは、車種・年式・架装・エリアで変わります。だから、まず並べて比べてみてください
査定比較にもどうぞ


トラックの買取金額は、依頼する業者によって数十万円単位で変わる場合があります
ここでは実績の申し分ない「トラック高価買取業者3社」を厳選しました
→→表は右に動かせます→→
| 1位 トラックファイブ | 2位 トラック王国 | 3位 カーネクスト | |
| 実績 | 創業22年 年間買取13,000台以上 買取総額757億円以上 →業界トップクラス | 創業17年 顧客満足度93% | 全国13,000社以上の 販売ネットワーク |
| 対応エリア | 全国 | 全国 | 全国 |
| 買取対象 | トラック・重機(建機) バス・バン・農機具 | トラック・バス 重機・特殊車両 | トラック全般 |
| 査定料・出張費 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 現金化スピード | 査定員が現金持参で 即日払いに対応 | 即日現金買取に対応 | 電話1本で 査定から契約まで完結 |
| 書類手続き代行 | 無料 | 対応あり | 無料 |
| 申込方法 | WEB(最短20秒) /電話 | WEB(最短30秒) /電話 | WEB(24時間) /電話 |
| こんな人におすすめ | とにかく1円でも 高く売りたい人 | 細かい要望も 聞いてほしい人 | 立ち会う時間がなく 手間なく売りたい人 |
| 公式HP | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
| 口コミ | トラックファイブ 評判をみる | トラック王国 評判をみる |
査定額は、1社ごとに全く違います。数十万円も損しないために3社査定、最低でも2社査定はしましょう
それでは1位から順に「各社の強み」と「使いどころ」を詳しく見ていきましょう
1位 年間13,000台を買い取る、創業22年の業界大手「トラックファイブ」
| 実績 | 創業22年 年間買取13,000台越 買取総額757億円以上 →業界トップクラス |
| 対応エリア | 全国 (拠点11か所) |
| 買取対象 | トラック・重機(建機)・バス・バン・農機具 |
| 査定料・出張費 | 無料 |
| 現金化スピード | 査定員が現金持参で 即日払いに対応 |
| 書類手続き代行 | 無料 |
| 申込方法 | WEB相談(最短20秒・24時間受付)/電話 |
| 運営会社 | 株式会社ZEAL.TEAM |
| 公式HP | 無料査定する |
- 直営店で中間マージンが発生せず、海外販路も持つため買取額が伸びやすい
- 年間買取13,000台以上・買取総額757億円以上という国内トップクラスの実績
- 査定員が現金を持って訪問するため、その場で即日資金化できる



低年式・不動車・故障車・事故車はもちろん、バスや農機具、発電機まで査定の対象です
他社で「値段はつきません」と言われた1台でも、トラックファイブなら買取価格がつく可能性あり!
全国対応の無料出張査定にくわえ「名義変更」や「廃車の面倒な書類手続き」もすべて無料で代行
まずは最短20秒のWEB相談で、あなたのトラックの今の相場を確かめてみてください
\ リピート率 驚異の "47.2%" 超え /
2位 顧客満足度93%を誇る、創業17年の専門店「トラック王国

」
| 実績 | 創業17年 顧客満足度93% |
| 対応エリア | 全国 |
| 買取対象 | トラック・バス・重機・特殊車両(冷凍車/タンク車など) |
| 査定料・出張費 | 無料 |
| 現金化スピード | 即日現金買取に対応 |
| 書類手続き代行 | 対応あり |
| 申込方法 | ネット査定(最短30秒・24時間受付)/電話 |
| 運営会社 | ㈱トラックオーコク |
| 公式HP | 無料査定する |
- 電話ヒアリング時に虚偽がなければ、現地査定で査定額を減額すること無し
- 出張査定費用が0円のため、振込額が後から目減りする心配がない
- 創業17年・顧客満足度93%を積み上げた商用車専門の買取サイト



社名ペイントの消去や「同じ県内では売らないでほしい」といった細かい要望にも応えます
トラックを手放す理由は人それぞれで、事情をくみ取ってほしい場面も少なくありません
トラック王国は要望を1つずつ聞いたうえで、運転資金づくりに直結する即日現金買取にも対応します
広告やメディアで見かけたことのある "安心感" は、初めての売却では大きな後押しになります
3位 来店0回・電話1本で完結する「カーネクスト」
| 実績 | 全国13,000社以上の 販売ネットワーク |
| 対応エリア | 全国 |
| 買取対象 | トラック全般 (低年式・過走行・事故車もOK) |
| 査定料・出張費 | 無料 (引取りのレッカー費用も0円※大型トラックの不動車や一部離島のぞく) |
| 現金化スピード | 電話1本で 査定から契約まで |
| 書類手続き代行 | 無料 |
| 申込方法 | WEB申込(24時間受付)/電話 |
| 運営会社 | ㈱カーネクスト |
| 公式HP | 公式サイトを見る |
- 来店も実車査定も不要で、電話1本だけで査定から契約まで完了する
- 実店舗を持たない「オンライン完結型」で運営コスト削減し、買取価格に還元
- 全国13,000社以上の販売ネットワークから、最適な売却先をマッチング



複数台の一括売却や継続的な車両入替にも、法人向けのワンストップ体制で対応します
日中は現場に出ていて、査定の立ち会いに時間を割けない方は少なくありません
カーネクストなら書類の記入から陸運局への提出まで無料で代行してくれます
引取りのレッカー代も0円(※大型トラックの不動車や一部離島のぞく)なので、動かない1台を持て余している方こそ、試す価値があります
新型キャンターの悪いところに関するよくある質問


- 新型キャンターは故障が多いのですか?
-
口コミでは、DPFやインジェクター関連の指摘が目立ちます。ただしこれは4P10エンジンを積んだディーゼル車に共通して語られる話題で、キャンターだけの問題ではありません。体感は走行距離と停車の頻度で大きく変わるため、自分の使い方に当てはめて判断してください
- DUONIC(デュオニック)は壊れやすいですか?
-
変速のクセを指摘する声と、運転が楽だと評価する声の両方があります。しかも同じレビューの中に両方書かれていることが珍しくありません。走る道と管理方法で評価が変わるため、山道や坂道での挙動は購入前に実車で確かめることをおすすめします
- DPFの手動再生は、どれくらいの頻度で必要ですか?
-
オーナーが投稿した整備記録には「長距離走行が少ない使い方なら350km程度を目安に」という一例がありました。ただし詰まり方や車両の状態で変わりますし、1日に5回以上必要になった事例も報告されています。頻度が明らかに多いと感じたら、整備工場で診てもらってください
- 尿素水(AdBlue)を切らすとどうなりますか?
-
走行に影響が出る可能性があります。水などで代用するのは絶対にやめてください。装置そのものを傷める原因になります。残量の表示が読みにくいという声もあるので、早めの補充を習慣にするのが安全です
- eCanter(電動モデル)は、実際に使えますか?
-
1日の走行距離が読めていて、自社に充電設備を置ける運用なら現実的な選択肢です。模擬配送の試乗では、経路充電を挟んで1日100〜120km程度の移動ができたと報告されています。逆に、走行距離が日によって大きく変わる使い方や、出先の急速充電に頼る前提の運用には向きにくい面があります
- 悪いところが気になります。今のキャンターは売れますか?
-
状態や年式によりますが、自分で「値がつかない」と決めてしまうのは早いです。低年式・過走行・不動車・故障車も査定の対象にしている業者があります。査定料と出張費が無料の会社に複数見せてから判断してください
- 査定を頼んだら、契約しないといけませんか?
-
査定は金額を知るための手続きであり、契約とは別のものです。最初に「今日は金額を知りたいだけです」と伝えれば問題ありません。書面で受け取って、複数社を並べて比べてから、自分のタイミングで決めてください
- エルフやデュトロと比べて、キャンターは劣るのですか?
-
優劣というより、性格の違いです。3車種をダンプで乗り比べた人が「エンジンのパワー的にはキャンターとエルフ」と答えている例もあります。どれが正解かは、走る道・積む荷物・整備の体制で変わります
まとめ:新型キャンターの悪いところは「欠陥」ではなく「相性」


長くなりましたので、もう一度だけ整理させてください
新型キャンターの悪いところは、大きく5つでした
- DUONIC(2ペダル変速機)の変速のクセと、故障への不安
- DPFと尿素水(AdBlue)の手間、そしてまとまった修理費
- 電子制御が増え、警告灯と付き合う日常になったこと
- 乗り心地・山道・雪道での不安、そして「思ったほど積めない」
- eCanter(電動モデル)の航続距離と充電の制約
ただし、それは欠陥ではありません
使い方との相性です
短距離の集配が中心なら気にならない弱点が、長距離や山間部、多用途では毎日のストレスになる
だから、やるべきことは「悪いかどうか」を決めることではありません
悪いところを正確に知ったうえで、自分の仕事に向いているか・向いていないかを判断することです
そして「向いていない」と判断したなら、次の一歩は下取り1社の金額で決めることではありません
- 弱点は5つ。ただしそれは欠陥ではなく、使い方との相性である
- 判断の物差しは「1日の走行距離」「勾配と雪の日数」「予備車の有無」の3つ
- 向いていないなら、査定料と出張費が無料の業者から複数の無料査定を取り、今の価値を知ってから、自分のタイミングで決める
「あとから相場を知って後悔した」を経験せずに済んだ人の多くが、この順番を守っていました
先に判断材料をそろえて、それから決める
たったこれだけのことなんです



急がなくていいんです。ただ、判断に必要な数字が片方しかない状態のままでいるのは、もったいない。それだけは、どうしても伝えておきたかったんです。
売ると決める前に、今の金額だけ聞いておきたい人へ。トラック買取業者3選


決めるのは、金額を並べて見比べてからで構いません
まずは査定料も出張費もかからない会社に、今の1台の値段だけ聞いてみてください
書類の手続きを無料で代行しているところや、動かない1台の引き取り費用を0円としているところもあります
査定比較にもどうぞ


トラックの買取金額は、依頼する業者によって数十万円単位で変わる場合があります
ここでは実績の申し分ない「トラック高価買取業者3社」を厳選しました
→→表は右に動かせます→→
| 1位 トラックファイブ | 2位 トラック王国 | 3位 カーネクスト | |
| 実績 | 創業22年 年間買取13,000台以上 買取総額757億円以上 →業界トップクラス | 創業17年 顧客満足度93% | 全国13,000社以上の 販売ネットワーク |
| 対応エリア | 全国 | 全国 | 全国 |
| 買取対象 | トラック・重機(建機) バス・バン・農機具 | トラック・バス 重機・特殊車両 | トラック全般 |
| 査定料・出張費 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 現金化スピード | 査定員が現金持参で 即日払いに対応 | 即日現金買取に対応 | 電話1本で 査定から契約まで完結 |
| 書類手続き代行 | 無料 | 対応あり | 無料 |
| 申込方法 | WEB(最短20秒) /電話 | WEB(最短30秒) /電話 | WEB(24時間) /電話 |
| こんな人におすすめ | とにかく1円でも 高く売りたい人 | 細かい要望も 聞いてほしい人 | 立ち会う時間がなく 手間なく売りたい人 |
| 公式HP | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
| 口コミ | トラックファイブ 評判をみる | トラック王国 評判をみる |
査定額は、1社ごとに全く違います。数十万円も損しないために3社査定、最低でも2社査定はしましょう
それでは1位から順に「各社の強み」と「使いどころ」を詳しく見ていきましょう
1位 年間13,000台を買い取る、創業22年の業界大手「トラックファイブ」
| 実績 | 創業22年 年間買取13,000台越 買取総額757億円以上 →業界トップクラス |
| 対応エリア | 全国 (拠点11か所) |
| 買取対象 | トラック・重機(建機)・バス・バン・農機具 |
| 査定料・出張費 | 無料 |
| 現金化スピード | 査定員が現金持参で 即日払いに対応 |
| 書類手続き代行 | 無料 |
| 申込方法 | WEB相談(最短20秒・24時間受付)/電話 |
| 運営会社 | 株式会社ZEAL.TEAM |
| 公式HP | 無料査定する |
- 直営店で中間マージンが発生せず、海外販路も持つため買取額が伸びやすい
- 年間買取13,000台以上・買取総額757億円以上という国内トップクラスの実績
- 査定員が現金を持って訪問するため、その場で即日資金化できる



低年式・不動車・故障車・事故車はもちろん、バスや農機具、発電機まで査定の対象です
他社で「値段はつきません」と言われた1台でも、トラックファイブなら買取価格がつく可能性あり!
全国対応の無料出張査定にくわえ「名義変更」や「廃車の面倒な書類手続き」もすべて無料で代行
まずは最短20秒のWEB相談で、あなたのトラックの今の相場を確かめてみてください
\ リピート率 驚異の "47.2%" 超え /
2位 顧客満足度93%を誇る、創業17年の専門店「トラック王国

」
| 実績 | 創業17年 顧客満足度93% |
| 対応エリア | 全国 |
| 買取対象 | トラック・バス・重機・特殊車両(冷凍車/タンク車など) |
| 査定料・出張費 | 無料 |
| 現金化スピード | 即日現金買取に対応 |
| 書類手続き代行 | 対応あり |
| 申込方法 | ネット査定(最短30秒・24時間受付)/電話 |
| 運営会社 | ㈱トラックオーコク |
| 公式HP | 無料査定する |
- 電話ヒアリング時に虚偽がなければ、現地査定で査定額を減額すること無し
- 出張査定費用が0円のため、振込額が後から目減りする心配がない
- 創業17年・顧客満足度93%を積み上げた商用車専門の買取サイト



社名ペイントの消去や「同じ県内では売らないでほしい」といった細かい要望にも応えます
トラックを手放す理由は人それぞれで、事情をくみ取ってほしい場面も少なくありません
トラック王国は要望を1つずつ聞いたうえで、運転資金づくりに直結する即日現金買取にも対応します
広告やメディアで見かけたことのある "安心感" は、初めての売却では大きな後押しになります
3位 来店0回・電話1本で完結する「カーネクスト」
| 実績 | 全国13,000社以上の 販売ネットワーク |
| 対応エリア | 全国 |
| 買取対象 | トラック全般 (低年式・過走行・事故車もOK) |
| 査定料・出張費 | 無料 (引取りのレッカー費用も0円※大型トラックの不動車や一部離島のぞく) |
| 現金化スピード | 電話1本で 査定から契約まで |
| 書類手続き代行 | 無料 |
| 申込方法 | WEB申込(24時間受付)/電話 |
| 運営会社 | ㈱カーネクスト |
| 公式HP | 公式サイトを見る |
- 来店も実車査定も不要で、電話1本だけで査定から契約まで完了する
- 実店舗を持たない「オンライン完結型」で運営コスト削減し、買取価格に還元
- 全国13,000社以上の販売ネットワークから、最適な売却先をマッチング



複数台の一括売却や継続的な車両入替にも、法人向けのワンストップ体制で対応します
日中は現場に出ていて、査定の立ち会いに時間を割けない方は少なくありません
カーネクストなら書類の記入から陸運局への提出まで無料で代行してくれます
引取りのレッカー代も0円(※大型トラックの不動車や一部離島のぞく)なので、動かない1台を持て余している方こそ、試す価値があります
