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乗り心地は悪い?スーパーグレートの「口コミ評判」まとめ

配送を終えた午後9時、事務所のパソコンに「スーパーグレート 評判」と打ち込んだまま、手が止まってしまったことはありませんか

画面をスクロールするたびに出てくるのは、「故障が多い」「三菱は乗りたがらない」「07はダメ」という言葉ばかり

車庫にはその「スーパーグレート」が、今日も静かに停まっています

正直に言うと、こうした声は作り話ではありません

実際に修理の請求書を何度も見てきた方が、実名に近い形で書き込んでいる内容です

だからこの記事では、「評判は悪くありませんよ」という気休めは言いません

「評判が悪い」って書いてあるのを何十件も見ちゃうと、もう調べる気力がなくなってきて…。

その気持ち、痛いほどわかります。でも安心してください。「悪い」の中身を4つに分けて、そこに年式という線を1本引くだけで、話はまるっきり変わります。判断できるようになりますよ。

この記事を最後まで読むと、次のことがはっきりします

この記事を読むとわかること
  • 口コミサイトでの評価が、実際に何点なのか
  • 「評判が悪い」と言われる中身が、4つに分けられること
  • その口コミが、どの世代の話なのかを見分ける方法
  • 故障の話が、口コミと公的な記録ではどう違って見えるか
  • 自分の走らせ方に向いているか、向いていないかの判断軸
  • 手放す場合、評判と買取価格がまったく別物である理由

読み終わるころには、ネットの声を延々と追いかける夜が終わっているはずです

かわりに手元に残るのは、「うちの使い方なら、こう考えればいい」という自分の言葉です

それでは、まず数字から見ていきましょう

【当サイト運営者】

ヤマオカ

トラックの架装に関わる、営業を6年経験

経験を生かし、全国のトラック買取業者の口コミ・評判を調査しています

「トラックを少しでも高く、安心して売りたい」という方に向けて、業者の選び方、売却時の注意点をわかりやすく発信

目次

スーパーグレートの評判は悪い? 口コミの評価点は5点満点で「4.0点」

スーパーグレートの評判は悪い? 口コミの評価点は5点満点で「4.0点」

先に結論をお伝えします

実際のレビュー評価はそこまで低くありません

ただし、不満を書いている人が確かにいるのも事実です

中古車情報サイトのに掲載されているスーパーグレートのクチコミは、2026年8月の時点で15件

その総合評価は、5点満点で4.0点です

項目ごとに見ると、濃淡があります

スクロールできます
評価項目点数読み取れること
維持費4.1最も高い。維持のしやすさは評価されている
デザイン3.9見た目への不満は少ない
積載性3.8荷物の積みやすさは平均以上
運転しやすさ3.8おおむね良好
走行性3.7最も低い項目のひとつ
居住性3.7最も低い項目のひとつ

ここで注目してほしいのは、いちばん低い項目でも3.7点だという点です

「欠陥だらけの車」に付く点数ではありません

もう一方の口コミサイトであるでも、直近に投稿されたレビューのおすすめ度は4から5に集中しています

媒体をまたいでも、評価は極端に低くない

つまり「ネットの評判が悪い」ことと「レビュー評価が低い」ことは、まったく別の話なんです

実際、良かった点として挙げられているのは、こういう内容です

「押し出しが強い 加速が良い 荷物が載せやすい 小回りがきく」「燃費も思ったよりも悪くなく、なかなか良い車」「トルクとパワーのバランスに優れたエンジン」

引用元:カーセンサーnet「三菱ふそう スーパーグレートの口コミ・評価・評判」より

「燃費も思ったよりも悪くなく」という言い回しに、正直さがにじんでいると思いませんか

期待値を下げて乗ってみたら、案外よかった

これが、実際に乗っている方のリアルな距離感です

もちろん、気になった点として書かれている声もあります

「乗り心地がいまいち良くない」「サスペンションが少し硬い印象で路面の凸凹を過敏に拾う」「内装がチープな印象。駐車時は小回りが利かず苦労」「旋回性があまり良くなくて、小回りが利かない」

引用元:カーセンサーnet「三菱ふそう スーパーグレートの口コミ・評価・評判」より

ここ、しっかり読んでください

挙がっているのは、乗り心地の硬さ、小回り、内装の質感です

どれひとつとして「壊れた」という話ではありません

そして、この3つが不満になるかどうかは、あなたがどこを走っているかで変わります

高速道路を1日500km流す人と、住宅街の細い道で1日20軒まわる人とでは、「小回りが利かない」の重さがまるで違うのです

4点なら全然いいじゃないですか! 自分、もう買う気になってきました!

リョウさん、点数だけ見て決めるのが一番危ないんです。大事なのは何点かじゃなく、どの項目が低いか。そして、その低い項目があなたの仕事に効いてくるかどうかです。

その口コミ、どの世代の話ですか? スーパーグレートは30年で「別の車」になっている

その口コミ、どの世代の話ですか? スーパーグレートは30年で「別の車」になっている

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です

スーパーグレートという名前は同じでも、中身は世代ごとに別の車です

初代が世に出たのは1996年6月5日

そこから30年のあいだに、エンジンも、ギアを変える仕組みも、排気ガスをきれいにする装置も、何度も入れ替わってきました

メーカーの公式サイトに載っている歴史をたどると、その変化の大きさがよくわかります

主な節目を並べてみましょう

【タイムライン作成】スーパーグレートの世代と主な変化。1996年:初代スーパーグレート登場 / 2007年:尿素SCRと2ペダル式INOMAT-Ⅱ採用 / 2017年:新型12速AMT「ShiftPilot」搭載 / 2023年:新型12.8L「6R30」エンジン搭載

引用元:三菱ふそうトラック・バス「三菱ふそう『スーパーグレート』30周年」より

2007年と2017年のあいだには、10年の開きがあります

そのあいだにギアを変える仕組みは、2ペダル式の「INOMAT-Ⅱ」から12速の「ShiftPilot」へと丸ごと入れ替わりました

さらに2023年には、12.8Lという大きな排気量の新しいエンジンが加わっています

ここまで変わっているのに、口コミサイトでは全部が同じ棚に並びます

これが、「評判が悪い」という言葉を実態より2段階も3段階も重くしている正体です

専門用語をかんたんに(尿素SCR/INOMAT-Ⅱ/ShiftPilot/AMT)

尿素SCR=排気ガスに尿素水を吹きかけて、体に悪い成分を減らす装置のことです

「アドブルー」と呼ばれる液を補充するのは、この装置のためです

AMT=クラッチを踏んでギアを入れる作業を、機械が代わりにやってくれる仕組みのことです

乗用車のオートマとは中身が違い、手動変速の機構をそのまま機械が操作しています

INOMAT-Ⅱ=2007年型で採用された、2ペダル式のAMTです

クラッチペダルがなくなり、アクセルとブレーキだけになりました

ShiftPilot=2017年型から採用された、12段のAMTです

段数が増えたぶん、その時の速度や坂に合ったギアを選びやすくなっています

つまり、「07」って書いてある口コミは、2007年型の話ってことですね?

そのとおりです。ここを読み飛ばすと、判断を1つ間違えます。逆に言えば、年式を確認するだけで、読むべき口コミの数が半分以下に減るんです。

「07のATはダメ」という声は、いつの車の話なのか

「07のATはダメ」という声は、いつの車の話なのか|車庫に停めた旧型大型トラックの運転席横で1人が車検証を広げて眉をひそめる

口コミサイトで、こんなレビューを見つけました

おすすめ度は5段階中3、乗り心地と燃費はそれぞれ2という、なかなか厳しい採点です

不満な点「馬力足りん。」/総評「07のATはダメ」

引用元:みんカラ「MTなら良い(三菱ふそう スーパーグレート クルマレビュー)」より

「07のATはダメ」

この6文字だけを切り取ると、スーパーグレートそのものを全否定しているように読めます

でも、このレビューのタイトルを見てください

「MTなら良い」と書かれています

つまりこの方は、車そのものを否定しているのではなく、2007年型に載っていた自動変速の仕組みが自分に合わなかったと言っているんです

手動変速なら良い車だ、とはっきり書いている

2007年型に載っていたのは、先ほどの年表にあった2ペダル式の「INOMAT-Ⅱ」です

今から18年以上前に設計された仕組みで、いま新車で売られている12速の「ShiftPilot」とは別物です

ここに線を引かずに読むと、「スーパーグレートのオートマはダメ」という、まったく違う結論が出来上がってしまいます

2017年型で変速の仕組みが変わり、評価が反転した

2017年型で変速の仕組みが変わり、評価が反転した|高速道路のトラック休憩所に停めた大型トラックの前で2人が笑顔で話し込む

では、2017年型に乗っている方は何と書いているのか

同じ口コミサイトで、こんな声が見つかります

「6R20搭載モデルはshiftpilotの優秀さもあって加速も登坂もいい仕事をします」

引用元:みんカラ「イチオシの仕事車(2017年 PROLine)」より

この方のおすすめ度は5段階中5

デザイン5、走行性能5、積載性5と、ほぼ満点をつけています

そして「shiftpilotの優秀さもあって」と、名指しで自動変速をほめている

先ほどの「07のATはダメ」と、この「shiftpilotの優秀さ」

どちらも本物の声で、どちらも嘘ではありません

ただ、見ている車の年式が10年違うだけなんです

  • 口コミを読むときは、まず「年式」と「グレード」の欄を探す
  • 年式が書かれていない口コミは、判断材料から一度外す
  • 自分が検討している年式と、5年以上離れた口コミは参考程度にする

この3つを守るだけで、読む量は一気に減ります

そして残った口コミだけが、あなたにとって意味のある情報になります

「悪い評判」の中身を分解すると、4つに分かれる

「評判が悪い」の中身を分解すると、4つに分かれる

年式の線を引いたら、次は不満の中身を分けていきます

口コミを集めて並べてみると、スーパーグレートへの不満はきれいに4つにまとまります

そして、この4つは性質がまったく違います

スクロールできます
不満の中身これは何の話か誰に効いてくるか
乗り心地が硬い合う・合わないの話長時間ハンドルを握る人/腰に不安がある人
小回りが利かない合う・合わないの話細い道での切り返しが多い人
内装がチープ好みの話運転席で過ごす時間が長い人
AMTの挙動走らせ方との相性の話発進停止が多い人/荷役や連結が多い人

気づかれたでしょうか

4つとも「壊れる」という話が1つも入っていません

故障の話は次の章でしっかり扱いますが、まずはこの4つを片づけてしまいましょう

あなたが引っかかっていた不満は、この中のどれでしたか

乗り心地が硬い・凹凸を拾う

乗り心地が硬い・凹凸を拾う|荒れた舗装路を走る大型トラックの運転席で1人が腰に手をあて顔をしかめる

口コミで最も多く挙がるのが、この乗り心地です

「乗り心地がいまいち良くない」「サスペンションが少し硬い印象で路面の凸凹を過敏に拾う」

引用元:カーセンサーnet「三菱ふそう スーパーグレートの口コミ・評価・評判」より

この不満を「好みの問題でしょ」で片づけてはいけません

1日10時間その席にいる方にとって、乗り心地は快適さの話ではなく身体の話です

腰を痛めてしまえば、車の善し悪し以前に仕事が続けられなくなります

ただし、ひとつだけ先にお伝えしておきます

この評価は、新型で大きく変わっています

実際に新型に試乗した運送会社の声を、後半の章で紹介します

小回りが利かない・旋回性

小回りが利かない・旋回性|住宅街の狭い路地で大型トラックを切り返す運転席の1人が真剣な表情でミラーを見る

次に多いのが、小回りへの不満です

「旋回性があまり良くなくて、小回りが利かない」「駐車時は小回りが利かず苦労」

引用元:カーセンサーnet「三菱ふそう スーパーグレートの口コミ・評価・評判」より

おもしろいのは、同じサイトの良かった点に「小回りがきく」という真逆の声もあることです

これは矛盾ではありません

車軸の数、ホイールベースの長さ、架装(=荷台やクレーンなど、車体の上に取り付けられた設備のこと)の種類で、同じ車名でも取り回しはまるで変わるからです

そして、この不満が効いてくるかどうかは走る道で決まります

高速道路と幹線道路が中心なら、ほとんど関係のない話です

逆に、市街地の細い道で1日に何度も切り返すなら、毎日じわじわ効いてきます

内装がチープに感じる

内装がチープに感じる|夜の車庫に停めた大型トラックの運転席で1人がダッシュボードを指でなぞり苦笑いする

3つ目は、内装の質感です

「内装がチープな印象」

引用元:カーセンサーnet「三菱ふそう スーパーグレートの口コミ・評価・評判」より

ちなみに、先ほど「shiftpilotの優秀さ」を絶賛していた、あのおすすめ度5の方

その方が唯一書いていた不満点が、これです

「純正スピーカーは国産メーカー中最悪。100均スピーカーのが」

引用元:みんカラ「イチオシの仕事車(2017年 PROLine)」より

走行性能もデザインも満点をつけた方の、最大の不満がスピーカー

正直に言うと、これを読んだとき思わず笑ってしまいました

でも、笑い話で終わらせないでください

不満の中身がスピーカーで済んでいる、という事実そのものが評価なんです

本当に困っている人は、スピーカーの話などしません

AMT(自動変速)の挙動に慣れが要る

AMT(自動変速)の挙動に慣れが要る|倉庫の荷積み場でトレーラーを連結する大型トラックの周りで2人が身振りを交えて確認する

そして4つ目、ここがいちばん重要です

AMTとは、クラッチを踏んでギアを入れる作業を機械が代わりにやってくれる仕組みのことです

乗用車のオートマとは中身が違い、手動変速の機構をそのまま機械が操作しています

この構造には、避けられない特性があります

自動車専門メディアのの試乗記事では、こう書かれています

「スーパーグレートの『ShiftPilot』はAMT方式のため、変速のたびにトルクがなくなる時間がはっきり分かるタイプ」

引用元:Car Watch「ドライバーの負担を軽減した新型『スーパーグレート』の12.8リッター新エンジンや安全装備を体感してみた」より

ギアが切り替わる一瞬、力が抜ける時間がある

これは不具合ではなく、AMTという仕組みが持っている性質です

そして実際に乗っている方も、似た趣旨の不満を書いています

不満な点「排気ブレーキが前に入れる事」「オートマなんで箱を背負う時マニュアル車よりシビアな事」

引用元:みんカラ「オートマ車です。(2017年 PROLine)」より

ここで見落としてほしくないことが1つあります

これだけ具体的な不満を書いているこの方の総合評価は、5段階中4です

満足している点には「長距離は最高」という趣旨のことも書かれています

不満と満足は、同じ人の中で両立します

ネットの口コミを「良い」か「悪い」に分類しようとすると、この一番大事な部分がこぼれ落ちてしまうんです

AMTの良いところと、慣れが要るところを、いちど並べて整理してみましょう

【メリデメ作成】AMT(自動変速)のメリットとデメリット。メリット:クラッチ操作が不要 / 長距離や渋滞での操作が減る / 運転者による差が出にくい // デメリット:変速のたびにトルクが抜ける / 荷を背負う場面でシビア / 排気ブレーキの介入に慣れが要る

引用元:Car Watch「新型『スーパーグレート』の12.8リッター新エンジンや安全装備を体感してみた」、みんカラ「オートマ車です。(2017年 PROLine)」から傾向を要約

なお、左側のメリットはAMTという仕組みが一般的に持っている性質であって、メーカーが「こういう効果があります」と数字で公表しているものではありません

この表の読み方は、たったひとつです

右側のデメリットが、あなたの毎日の仕事で何回出てくるかを数えてください

高速道路を長く流す仕事なら、変速の回数そのものが少ないので、ほとんど気になりません

逆に、1日に何十回も発進と停止をくり返し、荷を背負う場面が多いなら、この特性は毎日ついてまわります

同じ車が、走らせ方ひとつで「良い車」にも「合わない車」にもなる

これが、口コミが真っ二つに割れている本当の理由です

「故障が多い」という評判は本当か。口コミと公的記録の両方から見る

「故障が多い」という評判は本当か。口コミと公的記録の両方から見る

さて、いよいよ本丸です

最初にはっきり言っておきます

「故障で困っている人はいない」などとは、口が裂けても言いません

実際に修理費を払い続けてきた方の書き込みを読めば、その苦労は文章から伝わってきます

ですから、この章では順番を守ります

まず声をそのまま受け止め、次にその声がいつの車の話なのかを確認し、最後に公的な記録を並べます

なお、この記事では他のメーカーとの優劣は一切つけません

理由は、この章を読んでいただければわかります

実際に挙がっている不具合の声

実際に挙がっている不具合の声|整備工場のピットで大型トラックのエンジンをのぞき込む3人が険しい表情で話し合う

質問投稿サイトに、こんな相談が上がっていました

複数のメーカーのトラックを保有している会社の方からの投稿です

「三菱トラックって故障やたらと多くないですか? うちの会社は、日野、ISUZU、三菱とトラックがありますが三菱ばっかり故障します。主に、噴射系、ミッション、クラッチです。」

引用元:Yahoo!知恵袋「三菱トラックって故障やたらと多くないですか?」より

この投稿には、同調する回答も付いています

「そうですね、昔運送会社にいた時プロフィアは全然故障がなかったんですがスーパーグレートは調子が悪くみんな三菱は乗りたがらず、新人の自分にあてがわれてました。アイドリングは安定しないわ、ブレーキは日野より弱いわで散々でした」

引用元:Yahoo!知恵袋「三菱トラックって故障やたらと多くないですか?」より

「新人の自分にあてがわれてました」

この一行に、現場の空気が全部詰まっていると思いませんか

車の話をしているようで、実は職場での立場の話にもなっている

もうひとつ、ダンプを所有している方の相談も見つかりました

ここには、より具体的な不具合の名前が並んでいます

「MCM制御etcのセンサー異常はしょっちゅう」「オイルパンからのオイル漏れ全車」「ラジエター割れ全車」

引用元:Yahoo!知恵袋「三菱ふそう07スーパーグレートのダンプカーを所有しているものです」より

センサー異常、オイル漏れ、ラジエーターの割れ

読んでいて胃が重くなる内容です

ただ、ここで絶対に見落としてはいけない2文字があります

質問文の冒頭にある「07」です

2007年型、つまり設計から18年以上が経っている車の話なんです

18年落ちの商用車に不具合が出ること自体は、どのメーカーでも起こります

問題は不具合そのものではなく、「スーパーグレートは壊れる」という言葉だけが年式を落としたまま広まっていることです

ただし、同じ投稿の中に冷静な指摘もある

ただし、同じ投稿の中に冷静な指摘もある|営業所の車庫に並ぶ複数の大型トラックの前で2人が運行記録を見比べて考え込む

先ほどの「三菱ばっかり故障します」という投稿には、実は3つ目の回答があります

個人的に、この記事でいちばん読んでほしい一文です

「乗る人や使用頻度に偏りがないならそうなりますね。ただ、私が知る限りと、日野は大型車も多い為か、中型クラスでも比較的にパーツが強固に作られている為、壊れにくいという印象はあります。」

引用元:Yahoo!知恵袋「三菱トラックって故障やたらと多くないですか?」より

「乗る人や使用頻度に偏りがないなら」

この前置きが、すべてを言い当てています

同じ会社の中でも、車ごとに条件はまるで違うからです

  • 年間で走る距離が、車ごとに2倍以上違うことがある
  • 積む荷物の重さも、走る路線の坂の多さも同じではない
  • 運転する人が固定なのか、日替わりなのかでも傷み方が変わる
  • そもそも、購入した年式がそろっていないことが多い

これだけ条件がバラバラな状態で「あのメーカーは壊れる」と結論を出すのは、少し早いのです

もちろん、投稿された方の実感を否定するつもりはまったくありません

ただ、あなたの判断材料としてそのまま使えるかどうかは、また別の話だということです

現場で実際に起きた故障のリアル

現場で実際に起きた故障のリアル|豪雨の路肩に停まった大型トラックの運転席で1人が点灯した警告灯を見つめ息をのむ

数字や理屈の前に、ひとつだけ現場の話をさせてください

整備の記録を公開している方の投稿に、こんな一日が記されていました

走行中、ゲリラ豪雨のなかで充電異常の警告灯が点いた

そのあとキュルキュルという音が鳴り出し、水温計の針が上がっていった

原因は、ベルトを張っている部品の破損によるベルト外れでした

「ベルトが1本タイプは、音が鳴り出したら自動調整のテンショナーが寿命みたいです」

引用元:みんカラ「故障は、突然に(三菱ふそう スーパーグレート)」より

雨のなかで警告灯が点いたときの、あの背筋が冷える感じ

経験のある方なら、読んだ瞬間に手のひらの感覚まで思い出したのではないでしょうか

ただ、この投稿には大事なことがもうひとつ書かれています

「音が鳴り出したら寿命」

つまり、この故障には予兆があったということです

突然に見える故障の多くは、実は少し前から小さな信号を出しています

メーカーが違っても、これは同じです

「この車は壊れやすい」と嘆く前に、日常点検で拾える音と匂いがどれだけあるか

ここに手をかけられるかどうかが、じつは車種選び以上に効いてきます

リコールの届出は「隠されていない」ことの証明でもある

リコールの届出は「隠されていない」ことの証明でもある|事務所の机で車検証と通知書を並べる2人が真剣な表情で車台番号を指さす

ここからは、感情を数字に戻す作業です

スーパーグレートには、直近で2件のリコール届出が出ています

どちらも国土交通省に届け出られ、公表されているものです

【比較表作成】スーパーグレートの直近のリコール届出。2025年8月届出: 対象台数=31122台, 製造期間=2017年3月〜2021年5月, 不具合=排出ガス発散防止装置(ACM) / 2026年3月届出: 対象台数=34092台, 製造期間=2021年4月〜2026年2月, 不具合=ACMのソフトウェア

引用元:国土交通省「リコールの届出について(三菱 ふそうスーパーグレート)」、レスポンス「三菱ふそう『スーパーグレート』3万4092台リコール」より

2025年8月に届け出られたほうは、対象が24型式で31,122台

届出時点での不具合件数は19件で、事故は発生していないと記載されています

2026年3月に届け出られたほうは、対象が69型式で34,092台です

こちらは排気をきれいにする装置の制御ソフトの設計が原因で、報道ではこう説明されています

「尿素水ポンプの回転センサーが故障した際、本来点灯すべきエンジン警告灯(MIL)が点灯しない場合がある。」

引用元:レスポンス「三菱ふそう『スーパーグレート』3万4092台リコール エンジン警告灯が点灯しないおそれ」より

こちらは届出の時点で、不具合の報告が0件、事故も0件と公表されています

改善措置は、対象車すべてのソフトを書き換えることです

この数字を見て、どう感じられたでしょうか

リコールについて、誤解しないでほしいこと

リコールは、不具合を見つけて無償で直すための制度です

他のメーカーでも日常的に届け出られており、「リコールが出ている=欠陥車」ではありません

そしてこの記事では、他社と件数を比べて「多い」「少ない」と語ることもしません

比較の条件がそろっていない数字を並べても、判断の役には立たないからです

大事なのは、自分の1台が対象なのかどうかです

これは車台番号で確認するもので、上の表からはわかりません

車検証を手元に用意して、メーカーまたは販売会社に問い合わせてください

ちなみに、リコール歴があるから買取価格が下がる、とも言い切れません

改善措置が済んでいるかどうかも含めて、査定の場で確認する項目のひとつになります

リコールが出てるってことは、やっぱり欠陥車ってことですよね!? 自分だったら即売っちゃいますね!

違います。リコールは、見つけた不具合を届け出て直すための制度です。むしろ届け出ずに黙っている方がずっと怖い。まず車台番号で対象かどうかを確かめる、それが正しい順番です。

新型(2023年型)の評判はどう変わったのか

新型(2023年型)の評判はどう変わったのか

ここまで読んで、こう思われた方もいるはずです

「じゃあ、いまの新型はどうなんだ」

結論から言うと、旧型の不満点として挙がっていた部分は、かなり作り替えられています

2023年10月25日、メーカーが新型を発表しました

最大の変更点は、12.8Lという大きな排気量の新エンジン「6R30」が加わったことです

従来からある10.7Lの「6R20」と7.7Lの「6S10」に、選択肢が1つ増えた形になります

【横棒比較作成】新型スーパーグレートに選べるエンジンの排気量。6R30(新型):12.8L / 6R20:10.7L / 6S10:7.7L 6R30を強調

引用元:三菱ふそうトラック・バス「燃費性能を向上した新型6R30エンジンを搭載し、フルモデルチェンジした大型トラック『スーパーグレート』新型モデルを発表」より

ここで念のためお伝えしておきます

「排気量が大きいほど燃費が良い」という単純な話ではありません

メーカーの発表では、新型は「2025年度重量車燃費基準(JH25モード)」に適合したと記載されています

そのうえで、新エンジンの狙いについてこう説明されています

「新型6R30エンジンは低回転域での走行頻度を増やすことで、振動や騒音が少なく、運転の負担やドライバーの疲労軽減にもつながります。」

引用元:三菱ふそうトラック・バス 公式プレスリリースより

ただし、これはメーカー自身の説明です

実際に乗った人がどう感じたのかを見たほうが、判断の役に立ちます

新型に試乗した運送会社が、こんな感想を公開していました

「足回りは高級車のようなしっとりとした乗り心地で、硬すぎず、柔らかすぎず、しっかりとした芯があるため安定感があります。」

引用元:藤俊運輸株式会社「【新型スーパーグレートに試乗しました!】~最新の運転支援と上級な乗り心地~」より

思い出してください

旧型に対する不満で最も多かったのが、「サスペンションが少し硬い印象で路面の凸凹を過敏に拾う」でした

それが新型では「硬すぎず、柔らかすぎず」と評されている

同じ車名で、評価がここまで反転しているんです

この試乗記では、多段の自動変速がとても滑らかに変わり「まるで乗用車に乗っているかのような感覚」だったとも書かれています

安全支援の装備も、こう並びます

  • アクティブ・ブレーキ・アシスト(ABA6)
  • アクティブ・サイドガード・アシスト2.0
  • フロント・ブラインドスポット・インフォメーション・システム(FBSIS)
  • アクティブ・ドライブ・アシスト2
  • アクティブ・アテンション・アシスト

「馬力足りん」という声(あの2007年型のレビューです)とは、まったく別の世界の話になっているのがわかると思います

静粛性と直進安定性は数字でどう変わったか

静粛性と直進安定性は数字でどう変わったか|高速道路を走る大型トラックの運転席で1人が肩の力を抜いて前方を見つめる

感覚の話だけでは物足りないという方のために、数字も置いておきます

新旧を乗り比べた試乗記事では、次のように報じられています

スクロールできます
項目新型(6R30搭載)の数値
最高出力394ps/1600回転
最大トルク2000Nm/1100回転
静粛性高速80km/h走行時、従来型から30%以上向上

そして、その試乗記の中でいちばん印象に残った一文がこれです

「積荷の重さが20%くらい軽くなったかのようだ。」

引用元:e燃費「三菱ふそうの大型トラック『スーパーグレート』を新旧比較試乗、『なぜ、ここまで違う?』新型最大の魅力とは」より

荷が軽くなったように感じる、という表現

坂の多い路線を走っている方なら、この一文の意味がすぐにわかるはずです

もっとも、これはメディアが特定の条件で試乗した際の感想であって、すべての現場に当てはまるとは限りません

スーパーグレートの燃費の評判。カタログ値と現場の平均を並べてみる

スーパーグレートの燃費の評判。カタログ値と現場の平均を並べてみる

燃費の話をするときは、必ず先に断っておくことがあります

試乗で出た数字と、毎日の現場で出る数字は別物です

それを混ぜて語るから、「カタログと全然違う」という不満が生まれます

まず、メディアの新旧比較試乗で記録された数字から見てみましょう

【縦棒作成】新型スーパーグレートの試乗燃費とカタログ値。試乗実測:4.20km/L / カタログ値(JH25モード):4.47km/L

引用元:e燃費「三菱ふそうの大型トラック『スーパーグレート』を新旧比較試乗」より

試乗での実測が4.20km/L、カタログ値が4.47km/L

達成率にすると、およそ94%です

大型トラックでカタログ値の94%というのは、条件が良かったことを差し引いても悪くない数字です

ただし、これは1回の試乗という限られた条件で出た数字です

「誰が乗っても4.2km/L走ります」という意味では、まったくありません

では、実際に乗っている方たちの数字はどうか

ユーザーが自分で給油記録を登録していくでは、2026年8月の時点で3,371件の記録が集まっています

その平均は、軽油で3.26km/Lです

試乗値との差は、およそ0.9km/L

この3.26km/Lの読み方

この数字には、年式もエンジンも積載量も走る路線も、すべて混ざっています

2007年型も2023年型も、空車も満載も、平地も山越えも、同じ袋に入った平均値です

ですから「スーパーグレートの燃費は3.26km/Lです」と言い切ることはできません

あくまで、登録された記録の平均としてご覧ください

そのうえで、はっきりお伝えできることが1つあります

燃費を決めているのは評判ではなく、積む重さと走る道と運転の仕方です

同じ車を同じ会社で回していても、乗る人が変われば数字は動きます

カタログの94%も出てるなら、けっこう優秀ってことですか?

試乗という限られた条件での話です。毎日の数字は、積む重さと走る道で変わります。だから他人の燃費より、自分の給油記録を3か月分つけるほうが、よほど当てになりますよ。

結論:スーパーグレートが向いている人・向いていない人

結論:スーパーグレートが向いている人・向いていない人

ここまでの内容を、判断できる形にまとめます

ネットで見かける「良い」「悪い」を、そのまま自分に当てはめないでください

大事なのは、あなたの走らせ方に合っているかどうかだけです

向いている人
  • 高速道路や幹線道路が主体で、発進と停止の回数が少ない
  • 長距離を走るので、疲れにくさと安全支援の装備を重く見ている
  • 検討しているのが2017年型以降、できれば2023年型である
  • 定期点検と予兆への対応を、自社か付き合いのある整備工場で回せる
  • クラッチ操作から解放されることに、はっきりした価値を感じている
向いていない人
  • 市街地の細い道での配送が中心で、1日に何度も切り返す
  • 荷を背負う場面や連結の作業が多く、微妙な操作を自分で決めたい
  • ギアは自分で選びたい、という手動変速へのこだわりが強い
  • 2007年型など旧型を、これから中古で買って長く使うつもりでいる
  • 整備の体制が手薄で、警告灯が出るたびに稼働が止まると困る

いかがでしょうか

もし下の箱にいくつも当てはまったなら、それは車が悪いのではなく、組み合わせが合っていないだけです

合っていない道具を使い続けるのは、燃料代でも修理費でもなく、あなたの時間を削っていきます

いいですか。「良い車か、悪い車か」で悩むのは、そろそろやめてください。決めるべきは「自分の走らせ方に合うかどうか」、たったそれだけです。ここが決まれば、次の一歩は驚くほど軽くなります。

「評判が悪いと、売るときに値がつかない」は本当か

「評判が悪いと、売るときに値がつかない」は本当か

ここからは、乗り替えを考えている方に向けた話です

「評判が悪いって書いてあったし、うちのトラックなんて売っても二束三文だろう」

そう思って、査定すら申し込んでいない方が本当に多いんです

でも、ここははっきり申し上げます

買取の金額を決めているのは、世間の評判ではありません

査定士が見ているのは、こちらです

  • 年式と走行距離
  • 架装(=荷台やクレーンなど、車体の上に取り付けられた設備)の種類と状態
  • エンジンや足まわりの状態、修復歴の有無
  • 整備記録簿が残っているかどうか
  • その業者がどこに売り先を持っているか

この中に「ネットでの評判」という項目は、1つも入っていません

とくに最後の「どこに売り先を持っているか」が、金額を大きく左右します

その背景を、数字で見てみましょう

【横棒比較作成】2025年 日本からの中古車輸出台数(仕向け地別 上位)。UAE:25.3万台 / ロシア:18.7万台 / タンザニア:11.7万台 UAEを強調

引用元:日本自動車会議所「2025年の中古車輸出、9.1%増の170万台 3年連続で過去最高を更新 海上輸送の安定で」より

2025年、日本から輸出された中古車は170万8604台

前の年より9.1%増えて、3年連続で過去最高を更新しています

記事にはこう書かれています

「25年はコロナ禍からの経済回復が進んだアフリカや中南米などの国や地域で、中古車の需要が高まった。」

引用元:日本自動車会議所「2025年の中古車輸出、9.1%増の170万台」より

ここで、大事な注意書きを入れておきます

この統計は中古車全体の数字であって、大型トラックだけの内訳ではありません

「スーパーグレートが何台輸出された」という話ではない、ということです

それでも、この数字から言えることが1つあります

日本の中古車には、国内だけでは説明できない規模の買い手がいるということです

国内では「年式が古い」「距離が多い」と敬遠されがちな条件でも、海外に売り先を持っている業者なら値をつけられる場合があります

もちろん「輸出需要があるから必ず高く売れます」などとは言えません

言えるのは、売り先を1つしか持たない相手に見せた金額が、そのまま相場だとは限らないということです

ちなみに中古車情報サイトに掲載されているスーパーグレートの中古車平均価格は、549.1万円と表示されています

売買が成立している市場が、いまも動いているという証拠です

じゃあ、評判が悪い車でも売れるってことっすか! 自分、明日にでも売ってきます!

リョウさん、そこじゃなくて…。「評判」じゃなくて「車の状態と売り先」で決まる、っていうお話ですよ。売る前に、金額を確かめるのが先です。

1社だけの金額を「相場」だと思い込むのが、いちばん損をする

1社だけの金額を「相場」だと思い込むのが、いちばん損をする|事務所の机に3社分の見積書を並べた2人が金額を指さして驚く

売却で損をする方には、はっきりした共通点があります

付き合いのある1社に見せた金額を、そのまま「相場」だと思い込んでしまうことです

1社だけの金額には、高いのか安いのかを測る物差しがありません

もうひとつ多いのが、提示された「総額」だけを見比べてしまうパターンです

契約したあとで、出張査定の費用や書類の代行料、引き取りのレッカー代が別料金だったと知る

手元に残った金額を見て、はじめて差に気づくことになります

誤解しないでいただきたいのですが、付き合いのある販売会社の下取りが悪いわけではありません

新車の納車と入れ替えたい場合や、とにかく手間をかけたくない場合には、合理的な選び方です

ただ、比べる相手がいないまま決めてしまうことだけが、もったいないのです

ここだけは覚えて帰ってください

無料の査定を受けることと、売る決断をすることは、別のことです

査定は、値札を確認する行為にすぎません

買い物カゴに入れることでも、レジに並ぶことでもないのです

金額を知ってから「やっぱりもう2年乗ろう」と決めるのも、立派な結論です

トラックの買取業者の中には、査定料と出張費をどちらも無料にしているところがあります

名義変更や廃車の書類手続きを、無料で代行してくれるところもあります

査定員が現金を持って訪問し、その場で支払いまで済ませる会社や、来店も実車査定もなく電話1本で契約まで進められる会社もあります

低年式や過走行、故障車や不動車まで査定の対象にしていて、海外にも販路を持っているところもある

どこが合うかは、あなたの車の年式・架装・地域によって変わります

だからこそ、まず複数社に見せて、金額と条件を並べてみてください

実績と対応範囲がはっきりしている窓口を、下にまとめました

どこも査定は無料なので、まずは1社目の物差しを手に入れるつもりで覗いてみてください

「評判が悪いから」で諦める前に相談したい、無料で出張査定してくれるトラック買取業者3選

\ 査定比較にもどうぞ /

トラック高価買取業者おすすめ3選

乗り替えを決めたら、次にやること

乗り替えを決めたら、次にやること

ここからは手順の話です

焦る必要はまったくありません

ただ、順番を間違えると余計な時間がかかるので、そこだけ押さえておきましょう

STEP
車検証と整備記録簿を出しておく

所有者の欄と、残っている整備の記録を確認します

STEP
複数社に無料の出張査定を申し込む

1社では物差しになりません。最低でも3社を目安にします

STEP
金額を書面でもらい、条件まで比べる

総額だけでなく、どんな場合にいくら減額されるのかまで確認します

STEP
納得できたら契約し、引き渡しと名義変更へ

名義変更がいつ終わるのかまで、必ず書面で確認しておきます

査定を頼む前に、車検証を1回だけ開いてください

査定を頼む前に、車検証を1回だけ開いてください|早朝の車庫で運転席のドアを開けた1人が車検証入れを手に所有者欄を確認する

査定を申し込む前に、たった1つだけやってほしいことがあります

車検証を開いて、「所有者」の欄を見てください

そこにあなたの会社名ではなく、販売会社や信販会社の名前が入っていることがあります

これは「所有権留保」と呼ばれる状態です

ローンやリースの支払いが終わるまで、名義を相手が持っている形になっています

この状態のままでは、自分だけで名義変更を進めることはできません

話が進んでから発覚すると、そこで手続きが止まります

先に確認しておけば、査定を頼む段階で相談できるだけの話です

あわせて、整備記録簿が残っているなら探しておいてください

どこをいつ直したかがわかる書類は、査定の場で立派な材料になります

なお、残債の処理や所有権解除の進め方は、契約の内容や会社によって扱いが変わります

詳しくは、依頼する買取業者や信販会社、運輸支局に必ず確認してください

名義変更が終わるまでが「売却」です

名義変更が終わるまでが「売却」です|運輸支局の窓口前で書類を手にした2人が申請の順番を確認して安堵する

お金を受け取った時点で終わり、ではありません

所有者が変わる売却では、運輸支局などでの移転登録(名義変更)が必要になります

国土交通省の案内ページにも、こう書かれています

「税金・保険などトラブルの元になりますので手続はお早めに。」

引用元:国土交通省「車を売買等により名義変更するためには」より

申請先は、使用の本拠の位置を管轄する運輸支局などです

全体の流れを、シンプルに並べておきます

【ステップ作成】トラックを手放すときの流れ:無料査定を申し込む→出張査定を受ける→書面で比較する→契約する→引き渡しと名義変更

引用元:国土交通省「車を売買等により名義変更するためには」を参考に作成

ここで、はっきりお断りしておきます

必要な書類も手順も、車両の区分や運輸支局によって変わります

この記事の流れ図は全体像をつかむためのもので、これだけで手続きが完結するわけではありません

「業者に任せれば必ず即日で名義変更まで終わります」とも言えません

自動車税や自賠責保険の還付、リサイクル料金の扱いも、制度や各社の運用が関わります

必ず、依頼する買取業者と管轄の運輸支局に確認してください

査定額を書面でもらい、減額の条件まで確認する

査定額を書面でもらい、減額の条件まで確認する|事務所で査定書を広げた3人が項目を1つずつ指でたどって話し合う

最後に、金額の受け取り方の話です

電話口で聞いた概算は、あくまで概算です

現車を見ていない人が出した数字なので、そのまま信じ込むと当日にがっかりすることになります

大事なのは、金額そのものより「どんな場合に、いくら下がるのか」です

ここを先に書面で確認しておけば、当日の減額に驚くことはなくなります

査定書のどこを見ればいいのか(もっと詳しく)
  • 内訳が項目ごとに分かれているか/一式いくら、では比較できません
  • 出張査定の費用が金額に含まれているか、別なのか
  • 書類代行の費用がかかるのか、無料なのか
  • 引き取りやレッカーの費用の扱い(動かない車の場合は特に重要)
  • 入金の時期と、名義変更が完了する予定の時期
  • 減額の条件(修復歴が見つかった場合、指定の書類が揃わない場合など)

この6つを3社分そろえて机に並べれば、金額の差がどこから来ているのかが一目でわかります

そこまで来れば、もう迷うことはありません

よくある質問(スーパーグレートの評判と売却について)

よくある質問(スーパーグレートの評判と売却について)

最後に、よく寄せられる疑問をまとめておきます

スーパーグレートは本当に故障が多いのですか?

「壊れて困った」という声は実際にあります

ただし、その多くは2007年型など旧型についての投稿で、年式が明記されていることが多いです

同じ会社の中でも走行距離・積む荷物・運転する人が違えば傷み方は変わるため、条件をそろえずに「このメーカーは壊れる」と結論づけるのは早いというのが、投稿サイトの回答者自身の指摘でもあります

個体差と使用状況による部分が大きい、というのが正直なところです

「07」と書かれた口コミをよく見ますが、何のことですか?

2007年型のスーパーグレートを指す呼び方です

この世代は尿素SCRという排気をきれいにする装置と、2ペダル式の「INOMAT-Ⅱ」という自動変速を採用していました

2017年型からは12速の「ShiftPilot」に、2023年型では12.8Lの新エンジンにと中身が入れ替わっているため、07の話をそのまま現行型に当てはめることはできません

新型と旧型では、乗り心地はそんなに違うのですか?

口コミの内容は、はっきり変わっています

旧型では「サスペンションが硬く、路面の凸凹を過敏に拾う」という声が目立ちましたが、新型に試乗した運送会社は「硬すぎず、柔らかすぎず、しっかりとした芯がある」と書いています

新旧を乗り比べた試乗記事では、高速80km/h走行時の静粛性が従来型から30%以上向上したとも報じられています

ただし感じ方には個人差があるため、可能であればご自身で試乗されるのが一番確実です

リコールの対象かどうかは、どこで確認できますか?

車台番号での確認が必要です

年式や型式だけでは判断できないため、車検証を手元に用意して、メーカーまたは購入した販売会社に問い合わせてください

国土交通省の報道発表資料でも届出の内容は公表されていますが、個々の車両が対象かどうかまでは記載されていません

なお、リコールは不具合を無償で改善するための制度であり、他のメーカーでも日常的に届け出られています

評判が悪いと聞きましたが、買取価格に影響しますか?

査定で見られているのは、年式・走行距離・架装の種類と状態・修復歴・整備記録、そしてその業者がどこに売り先を持っているかです

ネット上の評判そのものが査定項目に入っているわけではありません

国内では敬遠されやすい条件でも、海外に販路を持つ業者なら値がつく場合もあります

実際の金額は車両ごとに変わるため、複数社の無料査定で確かめるのが確実です

無料査定を頼んだら、契約しないといけませんか?

査定は金額を確認する行為であって、売却の約束ではありません

金額を見たうえで「もう2年乗る」と決めるのも、まったく問題のない結論です

ただし、契約や解約の条件は会社ごとに異なりますので、申し込みの前に「査定だけでも大丈夫か」「キャンセル料はかかるか」を確認しておくと安心です

走行距離が50万kmを超えていても値はつきますか?

距離だけで一律に決まるものではありません

架装の種類、エンジンや足まわりの状態、整備の記録、そして業者の販路によって評価は変わります

低年式・過走行・故障車・不動車まで査定の対象にしている業者もありますので、値がつかないと自分で決めてしまう前に、一度見てもらう価値はあります

ローンの残債がある場合はどうすればいいですか?

まず車検証の「所有者」の欄を確認してください

販売会社や信販会社の名前になっている場合は、所有権を解除しないと名義変更が進められません

残債の精算方法や必要な書類は契約内容と会社によって扱いが変わりますので、依頼する買取業者、信販会社、管轄の運輸支局に必ず確認してください

まとめ:スーパーグレートの評判は「良い・悪い」では決まらない

まとめ:スーパーグレートの評判は「良い・悪い」では決まらない

長い記事になりましたが、お伝えしたかったことは1つだけです

スーパーグレートの評判は、「良い」「悪い」の二択で片づく話ではありません

評価を分けているのは、次の3つです

  • どの世代か/2007年型と2023年型では、エンジンも変速機も別物
  • どこを走るか/長距離高速主体か、発進停止の多い市街地か
  • 整備を見られるか/予兆に気づいて手を打てる体制があるか

そして、口コミサイトでの評価は総合4.0点

不満として挙がっていた4つのうち3つは、壊れる話ではなく、合う・合わないの話でした

残る1つのAMTも、走らせ方によって評価が反転する性質のものです

ですから、あなたがやるべきことは、ネットの評判を読み続けることではありません

自分の使い方に合っているかを判断する

そして合っていないと分かったなら、いま自分のトラックにいくらの値がつくのかを確かめる

この2つだけです

買取の金額を決めているのは評判ではなく、年式・走行距離・架装・整備の記録、そして相手の販路でした

だからこそ、1社だけの金額を相場だと思い込まないでください

大丈夫です。評判で値段が決まるなら、査定士という仕事は要りません。決まるのは、あなたのトラックの状態と、それを見てくれる相手の販路です。焦らず、まず金額を知るところから始めましょう。

まずは1社目に、今日中に申し込んでみてください

まずは1社目に、今日中に申し込んでみてください|夜の事務所でスマホを手にした1人が査定の申込画面を見て表情をゆるめる

いちばんもったいないのは、ここまで読んだあと、何もしないまま今日が終わってしまうことです

もう一度だけ、確認させてください

査定を受けることは、値札を確認する行為です

契約書にサインすることではありません

金額を見てから、自分のタイミングで決めればいいのです

そして、複数社に見せてはじめて、提示額の幅というものが目に見えてきます

査定料も出張費も無料で、書類の手続きまで代行してくれる業者もあります

低年式や過走行、動かなくなった1台まで見てくれる窓口を、下にまとめました

車庫のトラックが、いまいくらなのか

まずは、そこから確かめてみてください

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